株式会社キャステム
大きな字ではとても書けない、
宇宙のアレや医療のソレに使われています。
ローテクとハイテクが切り拓く、新時代。
宇宙から海中、そしてファッションまで、様々な分野で高く評価されている金属の製造・加工技術。特殊素材と最先端の技術を駆使し、低コスト化や工期の短縮を可能にしています。「紙ヒコーキ教室」や「ワザワングランプリ」などのイベントを通して、ものづくりの楽しさや、ものづくりを通してコミュニケーションする楽しさを伝える取り組みもしています。
審査員ポイント
あらゆるニーズに応えるため、技術革新を続け、創造的な製品を生み出している点が高く評価できる。
技術の継承だけでなく、紙飛行機や技ワングランプリなどのイベントを通じて、ものづくりの楽しさを伝える取組も素晴らしい。
実は身近にあふれている、キャステムの製品。
元々は、お菓子の型を製造するところから始まった精密鋳造の会社で、自社で技術開発をしてきたことが強みです。中でも特徴的なのは「メタルインジェクション法」です。これは、微細な鉄粉と樹脂を混ぜて型に流し込み、樹脂を揮発する技術です。とても薄いものや細いものを作る際に、これまでのやり方では上手くいかず、試行錯誤する中で生まれました。宇宙服やハイエンドのファッションブランド、医療機器など、実は様々な製品でキャステムの部品が使われています。また、小ロットの発注にも対応することができるのも強みです。鋳造は金型を作るのに費用がかかるのですが、通常の10分の1くらいでつくれるようになりました。自動化すると費用が高くなってしまうため、手作業でつくることにしたんです。原始的でローテクにも思えるかもしれませんが、その工夫が新しい製品を生んでいるんです。
ものづくりの楽しさを伝えたい。
ものづくりの楽しさを伝えるメセナ活動にも取り組んでいます。代表的なものは「紙ヒコーキ教室」です。紙一枚で簡単に折れますし、細かい工夫で飛び方が変わるんです。「ワザワングランプリ」では、地元のものづくり企業6社を中心に、紙ヒコーキやベーゴマ、めんこ、ビー玉、紙トンボなど、大人から子どもまで一日中楽しめる会を開催しています。また、福山市内でも毎月1回「子どもコマ大会」を開催しています。ものづくりはもちろんですが、それだけでなく「人とコミュニケーションをする楽しさ」を伝えたいと思って活動しています。昨年には社員のアイデアから、秋葉原に鋳造を体験できるギャラリーカフェ「IRONCAFe(アイアンカフェ)」をオープンしました。将来的には、福山の工場にもものづくりを楽しめるエリアをつくりたいと思っています。
株式会社キャステム 代表取締役社長
戸田 拓夫さん
株式会社キャステム 経営管理部 上席主任
田村 晃宏さん (右)
株式会社キャステム 海外本部 主任
吉田 瑛さん (左)
10割打者を目指す必要はない。
自分たちの技術力を上げるため、面白いと思ったテーマの中で、さらに難しいと思うものに毎月2つほど取り組むようにしています。また、国内と国外で役割を分けており、日本では研究と開発に力を入れ、悩みながらつくる役割を担い、海外ではすでに製造のノウハウがわかっているものをつくっています。今後のビジョンですが、立派な計画を立てるのではなく、日々軌道修正しながら常に変化していきたいと考えています。新しく10のことに取り組んだとしたら、そのうち3つは成功させたい。10割打者を目指す必要はないんです。失敗を恐れずに、これからも新しいことに取り組んでいきたいと考えています。
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株式会社キャステム
○素材・技術名
精密金属部品の製造・加工
○事業者名
株式会社キャステム
○住所
福山市御幸町大字中津原1808-1
○問い合わせ先
084-955-2221
○Web
http://www.castem.co.jp/