鞆の浦リモンチーノ
鞆の浦に新名物が誕生。瀬戸内レモンのリキュール。
リモンチェッロというリキュールをご存知ですか? レモンの皮を使ったイタリア南部発祥のリキュールです。2020年、瀬戸内産の無農薬レモンを使ったリモンチーノ(リモンチェッロ)が、鞆の浦に誕生しました。手がけるのは、代表の村上百合子さんを中心とする、40〜50歳代の女性陣。ゴツゴツしたレモンの皮を手作業でむき、たっぷりの愛情を込めてアルコールに漬けてレモン独特の爽やかな香りを移し込み、そこにオリジナルシロップを加えて作ります。お酒として飲むのはもちろん、紅茶に数滴たらしたり、デザートに加えるなど、アレンジが多彩なのもうれしいポイント。鞆の浦の名物として定着する日は、そう遠くなさそうです。
家族や友人の勧めで「やってみよう!」と決意。
私たちがリモンチーノの醸造を始めたのは数年前のこと。しまなみ海道で見つけた無農薬レモンがきっかけでした。この生命力にあふれた果実を、余すところなく楽しめる何かができないか…。そんな想いからイタリア発祥のリモンチェッロを自作し、家族や友人に振る舞ったら大好評で、「やってみたら?」と勧められたんです。酒造の免許はハードルが高そうだし、悩む気持ちもありましたが、学生時代からの栄養士仲間が「手伝うからやってみよう!」と言ってくれたこともあり、思いきってチャレンジしてみることにしました。2017年に一般社団法人とものを設立。この名前には、“鞆で友だちと作る”という意味が込められています。
一般社団法人ともの 代表理事
村上 百合子さん
シンプルだからこそ、素材と作り方にとことんこだわる。
どうせやるなら、和製リキュールの代表格ともいえる保命酒が有名な鞆でやりたいと思い、平地区の古民家を改装して製造所を作りました。2018年に酒造免許を取得し、繰り返しリモンチーノを試作する日々。レモンは皮を使用するため、安心安全にこだわりたいと考えていました。農薬はもちろん、肥料や水を与えず自然に寄り添った農法で育てられた内海町のレモンや瀬戸田産のレモンを使用しています。また、本場のリモンチェッロは大量の砂糖が使用されていますが、グラニュー糖ときび砂糖をブレンドすることで、量は控えめながらコクのある甘みに仕上げました。シンプルだからこそ、一つ一つの素材にこだわり抜いて製造しています。
レモンの香りとコクのある甘さで楽しみ方は自由自在。
冷蔵庫や冷凍庫で冷やしてそのままストレート、もしくは炭酸で割って飲むのが一般的ですが、リモンチーノの楽しみ方は自由自在。温かい紅茶に少したらしたり、焼きリンゴをフランベするときに加えたり、レモンの爽やかでフルーティーな香りはいろんな料理やデザートに合います。ご家庭でも楽しんでいただけるよう、HPやSNSでは飲み方やレシピを発信中です。リモンチーノは、皮をメインに使った“香りを楽しむ”リキュール。今後は、果肉を生かして、酸味やフルーティーさを味わえるリキュールを開発したいと考えています。いつの日か保命酒のように、鞆の浦リモンチーノが鞆や福山、広島の名物になれるよう、真心を込めて大切に作り続けていきたいです。

○商品名
鞆の浦リモンチーノ
○商品情報
鞆の浦リモンチーノ(200ml・アルコール度29度) 2,200円(税込)
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
※前日までに電話にて要予約
○事業者名
一般社団法人ともの
○住所
広島県福山市鞆町後地1838-3
○問い合わせ先
tomonoliqueur@gmail.com
○Web
https://tomono-liqueur.com
○購入可能場所
オンラインショップ、入江豊三郎本店、入江豊三郎本店 渡船場店、酒肆守屋、道の駅アリストぬまくま、道の駅さんわ182ステーション ほか

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